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弦楽四重奏曲第22番 (モーツァルト) : ウィキペディア日本語版 | 弦楽四重奏曲第22番 (モーツァルト)[げんがくよんじゅうそうきょくだい22ばん]
弦楽四重奏曲第22番 変ロ長調『プロシャ王第2番』K.589は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した弦楽四重奏曲。「プロシャ王セット」の2曲目にあたる。 ==概要== 第1番と同様、プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム2世に献呈するために1790年5月に作曲されたもので、モーツァルト自身の自作品目録によれば、オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」の次に作曲したと書かれている。これより1年ほど前に作曲し始め、ほぼ第2楽章まで書き上げていたというこの作品に、モーツァルトは再度取りかかって完成させた。 チェロに堪能だった王に考慮して、この曲もチェロが活躍する。もともとモーツァルトは管弦楽でもチェロを独立して使用する事に積極的ではなかったが(チェロ協奏曲K.206aという作品が以前存在したが、現在は紛失しており、またモーツァルトの真作かも疑問視されている)、この「プロシャ王セット」以降、「魔笛」やクラリネット協奏曲などでも盛んにチェロが活躍するようになる。モーツァルト晩年特有の響きは、こうしたチェロの用法も一因となっている。
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